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アルメニアで受けたIELTSと4回目の結果

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6月にセルビアで受けた時のIELTSスコアが留学出願の規定スコアを満たさなかったので、その1か月後の今週、今度は現在滞在中のアルメニアでIELTSを受験してきました。IELTS受験はこれで4回目ですが今回ようやく出願要件のスコアを満たすことができました。
3度目の正直ならぬ、4度目の正直。

この記事の概要

アルメニアのIELTS受験までの経緯

私は来年カナダのカレッジに留学したいと思っていたのですが、希望するプログラム(日本の”学部”に相当)の出願要件は「IELTSの4科目において全てスコア6.0以上」だったのでそのスコアを取得する必要がありました。ただ、セルビア滞在中に受験した時はSpeakingだけが5.0と、その条件を満たせなかったためアルメニアで再び受験することにしたんです。

カナダのカレッジの入学時期は9月か1月が多いのですが、さすがに9月入学は色々間に合わないため1月入学を考えていました。どのカレッジでも来年1月入学の出願は遅くとも6月~7月(早ければ2~3月)には始まっているので「早く規定スコアを取得して出願したい」という焦りもあり、前回の結果が分かったすぐ後に4回目のIELTSを申し込みました。

アルメニアでのIELTS受験申し込み

受験場所は首都エレバンのBritish Counsil本部で、受験方式はコンピュータ方式しか選べなかったので私にとっては嬉しいことでした。これで筆記方式しか選べなかったら目の前が真っ暗になっていたと思います。

ただ、4科目全て同日受験はできず、Speakingだけ別の日を選択するタイプでした。
私はセルビアでのIELTS受験後Speakingに対して一切の自信を喪失していたせいで、「苦手なSpeakingの出来が悪かったあまりに他の3科目にも悪影響を及ぼすのは嫌やな…」と思ったものの、早く結果が欲しかったので「初日にSpeaking、その翌日にListening、Reading、Writing」という受験タイプで申し込みました。

アルメニアでの受験料は97,000AMD(約22,100円)と、日本での受験よりも安かったです。ちなみにセルビアで受験した時は26,000RSD(約29,700円)でした。
受験費用の高さでいうならセルビア>日本>アルメニアということになります。
※外貨換算は申し込み時のレートに基づいています。

アルメニアでのIELTS受験当日の感想

アルメニアのBritish Counsil本部
アルメニアのBritish Counsil本部はビジネスビルの7階にある

日本とアルメニアのIELTS受験で大きく変わったことは特にありませんでした。
セルビアの時とは異なり、今回はちゃんと英字キーボードだったから良かった良かった。ただ、Shiftを押した時に出力される記号がキーの表記とは異なっていたのは「アルメニア、お前もか…」という感じでしたな。

あとは、Listeningの時に隣の受験者のヘッドホンからの音漏れが凄すぎて音声が全部丸聞こえだったことですかね。あれには困ったな。

セルビアで受けたIELTSの記事

Speaking

今回の試験官の女性は穏やかで感じの良い人で、テスト中の雰囲気は終始和やかでした。
Speakingでは事前に練習しておいた回答を使いまわせたので変にたどたどしくなることもあまり無かったと思います。ただ、かなり緊張していたので考えるよりも先に勝手に英語が口から出ており、唯一、咄嗟に「on the brink of famine(飢饉に瀕している)」という慣用表現を使えたこと以外では自分が何を言ったのかほぼ思い出せませんでした。

セルビアでは5.0という低いスコアだったので、アルメニアでのSpeakingテスト終了後も「今回も5.0だったらどうしよう」「ダメだったかもしれない」と頭が真っ白になって茫然自失、意気消沈してとぼとぼとゲストハウスまで帰りました。
正直に言うと翌日の3科目へのやる気も失せていたのですがWritingだけなんとか復習をしました。ListeningとReadingは夜に模擬問題を解いてそれぞれ6.5と7.0を取れたのでそれ以外何もしていないです。

Listening

アルメニアの町
IELTS受験のために朝8時過ぎに地下鉄駅に向かっていた時

翌日、再び同じ会場に向かいました。受験者は私以外に5人おり、全員10~20代くらいの女性でした。私の席は窓際だったので7階の部屋から外を見下ろすことができ、試験開始までの暇な時間を潰すことができたのは良かったです。

Listeningでは隣の受験者の音漏れに滅入りつつも手応えを感じたので「6.5あるかも」と思いました。私は地図の中の場所/位置選択問題が好きではないのですが、この時は全て順調に回答できたことが大きな理由です。あの問題、一つ間違えるとその後の答えも軒並みずれることがあるので嫌なんですよ…

ただ、終了直前にミスに気付いたせいで指が滑って「蒸発」を”evapooration”と入力してしまったことだけが心残りでした。

Reading

「蒸発」のミスのせいで緊張していたものの、Readingは唯一の得点源なので頭を切り替えるよう努めました。

ただ、今回のReadingは今まで受けたIELTSの中で1番読めませんでした。
いつもなら各Partを大体10~15分程度で解き終えるのに、今回は英文が全然頭に入ってこなくて内心半狂乱状態に陥りました。そのため、全て解き終えたのは試験終了の7分前、というギリギリになってしまい見直しもほぼできていません。
「少なくとも6.0はあるやろ…」という落胆の気持ちでした。

Writing

Part1は表のまとめで、Part2は「未だかつてないほど多くの人が海外旅行に行くようになったが、これは良いことだろうか否か」というテーマでした。Part2の過去問題では答えにくいテーマをいくつも目にしていたので、今回の平易なテーマには心の中でガッツポーズをしました。

Part2から始めて大体35分で書き終えたものの、Part1は20分くらいかかりました。最終的にPart1は175文字(/150文字)、Part2は310文字(/250文字)になったのでPart2が明らかに文字数過剰でしたね。
最近覚えた”destitute(貧窮)”という単語も使えたし、特に失敗した感触も無かったので「6.0~6.5はあるのでは」と思いました。

とはいうものの、テスト終了後は解放感よりは「これでまたスコアが足りなかったらどうしよう」という不安の方が強く、一旦全てを忘れるためにも真っすぐ地下鉄駅には向かわずにエレバン市街地をボーッとそぞろ歩いてから帰りました。

アルメニアのBritish Counsil本部の前
アルメニアのBritish Counsil本部の目の前の風景

アルメニアでのIELTS受験結果

月曜日にSpeaking、その翌日の火曜日に残り3科目を受験し、その3日後の金曜日の午前中に「結果が出たよ」メールが届きました。かなり速くてびっくり。

以下が今回取得したスコアです。

今回のIELTS結果
ListeningReadingWritingSpeakingOverall
7.07.06.06.56.5
今回のIELTS結果

無事に4科目ともスコア6.0以上取ることができただけでなく、Overall 6.5になったので出願できるカレッジの幅も広がり二重で嬉しいです。

結果を見るまでは不安で心臓バクバクだったので画面に「5.0」と「5.5」の数字が見当たらないと気付いた時は一気に喜びが溢れました。
あまりにも嬉しかったせいで、ドミトリーの部屋に一人なのを良いことにベッドの上で歌いながらジタバタしまくったほどです。

Listeningは模擬問題ですら最高でも6.5しか取れたことがなかったので本番でいきなり7.0を取れたことは驚きでした。
今はアルメニア語に囲まれる生活で、それ以外で聴いているのは中国語のCPOPです。また、受験前の対策としてはYoutubeに転がっているIELTSのListening問題を気が向いた時に解いていただけなので自分の中の何が変わったのかはよく分かりません。
ただ、受験当日の朝聴いていたIELTS 14の公式音声が今までの1.25倍速度でもかなり遅く感じるようになっていたので、知らないうちに耳が外国語音声に慣れてきたのかな。

Readingはあんな散々な出来だったのに今回も7.0を取れたのは不思議です。
でも、これでセルビアの時に抱いた「次回もReadingで7.0取れるのか?」という不安は解消されました。最近はずっと趣味でBBCニュース記事を読んでいたので英文を読む速度は保てていたのかもしれません。

Writingだけは残念ですね。結構手応えを感じたのに6.0しか取れなかったということは私の方向性が誤っているということなので、早めに軌道修正する必要があります。Part2で文字数300字越えしたのも一因かも。
ただ、前回6.5を取れたのできっとまた取れるはずです。

Speakingは前回の5.0から急に6.5まで急上昇したのでこれが1番嬉しい結果でした。
前回の結果を見た時は「私って英語喋れなかったのか…」とひどく落胆したのですが、単にIELTS用の受け答えをしていなかったせいかもしれません。
というのも、今回初めてまともにSpeaking対策というものをしてみて、自分が最初に思いつく回答に過不足があったことに気付いたからです。

余談:Speaking対策の迷走

セルビアでのスコアの再採点結果が分かったのが6月末で、アルメニアで受験申し込みをしたのは7月上旬でした。

ただ、いざ受験申し込みをしたものの10日後に控えたSpeakingテストが不安で不安で(むしろ、嫌すぎて)なかなか眠れない日が何日も続いたり、英語そのものへの忌避感も生まれていたりと精神状態は良くなかったです。そのため、対策らしい対策も全く手につかず、「IELTS嫌や…」を日に何度も何度も思っては沈む、というどうしようもない日々を送っていました。

その時はSpeaking対策をどうすればいいのか分からず、でも一刻も早く規定スコアを取りたかったので色々迷走していました。
TED音声をシャドーイングしたり、英語圏のIELTS Speaking対策本を読み漁ったり、オンライン英会話というものに初めて登録してみたり、Netflixの子供向け英語番組を観始めたり…

その時に観たNetflixの「Waffles+Mochi」感想記事

これは英語の勉強にも良いですね…何よりモチがかわいい。

オンライン英会話は「my tutor」というフィリピン拠点のサイトがIELTS対策もしていると知ったので縋る思いで登録したんです。
ただ、無料お試しで使ってみた時、私はそもそも英語をろくに話すことができなかったので質問への答えも同じような構文、同じような拙い回答にしかならず、こんな状態では英会話の上達なんか無謀だと感じたのであれっきり使っていません。
インプットが無いまま喋ろうとしても何も出てこないのは当たり前ですよね。

そんな風に連日自己嫌悪と自信喪失に苛まれていたものの、最終的にSpeakingテストの2日前に今回のテスト期間対応の質問を片っ端から抽出して自分なりの回答を作り、何度も練習するという手段をとったことが最も効果的な対策になりました。

これまで受けたIELTSの結果まとめ

受験年月ListeningReadingWritingSpeakingOverall
2020/106.06.55.55.56.0
2020/125.56.56.06.06.0
2021/066.07.06.55.06.0
2021/077.07.06.06.56.5
全4回の結果一覧

4回目の今回が1番良い結果になって良かったです。これで安心してカナダのカレッジに出願できます。

アルメニアでのIELTSの結果受け取り

受験前にアルメニアのBritish Counsil本部に「結果を直接受け取りに行ってもいいか、もしくはゲストハウス宛に結果を郵送してもらえないか」とメールで訊ねても返信が来ませんでした(Googleレビューを見るとアルメニアのBritish Counsil本部は全然返信してくれないらしい)。

そのため、受験当日に受付の人に訊ねてみると「一般の人はここに来れないからゲストハウスに送るね」という返事を貰ったのに、いざ結果がオンラインで開示された今日、

Dear Candidate,
You can come to our office to collect your TRF today at 14:30-16:00.

という1行だけのメールがぽんっと届きました。ちょっと待って、直接結果を受け取りに行けるんやん…

そのため、British Counsil本部まで出向いて結果を受け取ってきました。
アルメニアのBritish Counsil本部は営業時間が平日9:00~17:00なのですが、「13:00~14:00 Lunch Break」と入口に掲げているので「その時間は対応しないよ」という明確な意思が伝わってきます。なので結果受け取り可能時間も14:30以降だったんでしょうな。
働く側としてはああやって休憩時間を伝える方が働きやすそう。

今回思ったのは国によってBritish Counsilセンターの対応が異なるんやな、ということ。セルビアの時は「直接は受け取れない」と返答されたので。
また、受験前に届く確認メールもセルビアとアルメニアとでは異なっていました。
セルビアが淡々と重要事項を述べるタイプだとすると、アルメニアのメールは受験者に親切な雰囲気でした。IELTSの各4科目の時間や出題方式の説明に始まり「ここからコンピュータ方式受験の練習ができるよ」という公式リンクまで併記されていたんです。

終わりに

今回図らずも日本以外の国(セルビア、アルメニア)でIELTSを受験することになったのは個人的には面白い経験だったかも。

IELTSの結果の有効期限は2年間なので次に受験する場所は恐らくカナダですね。
カレッジ卒業後にその専門分野で就職するには全てスコア7.0以上が必要なので、そのために受験することになるはずです。

今後しばらくはIELTSのスコア取得のプレッシャーから解放されるので嬉しいです。

IELTSの成績証明書を手にできたので、この日のうちにカナダのカレッジ2校に自分で出願しました。一般的に結果が分かるまで成績優秀者なら1ヶ月、出願要件ギリギリなら2ヶ月くらいかかるそうです。
競争率の高いプログラムなので少し心配。

追記(2021/07/24)

先週の金曜の夜に出願し、その翌週の金曜に第一志望のカレッジから合格通知が届きました。大体4~5営業日ですね。
競争率が高くて好成績が要求されるプログラムなのにわずか1週間で連絡が来たのは驚きです。IELTS6.5と高校の成績が4.7/5.0だったこと以外にも「現地学生の5倍の学費を支払う留学生だから」という理由もありそう。

でも、これで来年冬から留学するための第一関門をまずはクリアできました。

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