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映画「ステイ・フレンズ」感想

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ステイ・フレンズKV

ちょっと待って、めちゃめちゃ楽しめたわこの映画。なんか気楽に観たいなと思ってNetflix開いてタイトル(Friends with Benefits)からして軽い映画を選択したけど今回のは当たりやったわ。映画のノリが軽いので感想のノリも軽めです。

メインビジュアル画像引用元:Dr. Drew on Justin Timberlake, Mila Kunis Movie ‘Friends With Benefits’

「Friends with Benefits」すなわち、「セフレ」。邦題だとイマイチその関係性が伝わりにくい気がするんですが日本向けだと「セフレ」を大々的にアピールしにくかったのかもしれないですね。

映画は恋人に別れを切り出される男女でスタート。別れる時の言葉の勢いがいちいちすごい。

主人公は人材採用リクルーターのジェイミーと、雑誌編集者のディラン。ディランの転職をジェイミーが手伝い、ノリが似ていた二人は一気に意気投合します。

友達としてワチャワチャしてたけど、ある夜一緒に映画を見ていた時に「sexなんてテニスと同じじゃね?」「じゃ、テニスやろうぜ」という雑なノリでセフレ関係になることを聖書に宣誓。
この時タブレットのアプリの聖書で代用してたから「雑すぎやろ」と笑いました。

ステイ・フレンズ
テニスした後のディランとジェイミー

友達として仲が良いからsex中もお互いがふざけまくって楽しんでたのが良かったです。実際ああいうsexは楽しい。

そこからしばらくセフレ関係を楽しむジェイミーとディラン。会話の波長もsexの相性も合うなんて最高やん。
7月4日の独立記念日にディランがジェイミーを自宅に招き、家族に紹介。明るくて面白いジェイミーはたちまちディランの家族から好かれるんだけど、あの家族を見るとディランが何でふざけまくるのか分かる気がしますね。みんな常にふざけてるから。

ただ、「本当に重要なことは何も言わない」モードを発動したディランは両親が離婚していることや、そのせいもあって母親に良い印象が無いこと、父親の認知症のことなどをジェイミーに一切話していなかったことがこの時明らかになります。

ディランにとっての父親は憧れそのもので、だからこそ認知症のせいで突飛な行動をとり、他人から笑われる父親を見るのが辛かったんだと思います。そんなディランに対し、「他人がどうこう思うのなんかどうでもいい。大事なのはあなたがお父さんのことをどう思ってるからでしょ」と諭すジェイミー。多分、この時にディランはジェイミーへの信頼レベルが爆上がりしたんでしょうな。

ジェイミーの母親はまさに典型的な「若気を引きずる中年」で、常に相手を取っ替え引っ替えしてきたせいでジェイミーの父親すら分からない始末。ジェイミーは奔放な母親にうんざりしつつも彼女のことを憎んでいない辺り、愛情を受けて育ってきたんだなと思いましたね。

実家でジェイミーと過ごすにつれて、自分の中でジェイミーがなんとなく特別な存在になっていったディラン。「俺たちフリーだからsexもできるじゃん?」みたいなノリでsexを持ちかけるけど、医者とのデートが消滅したばかりの傷心のジェイミーは「いや今欲しいのはsexじゃなくて寄り添ってくれる友達やねん」と一蹴。

それでも二人でふざけまくってるうちにいい雰囲気になり、その時に二人がしたのは今までのような「テニスしようぜ」のノリとはかけ離れた、相手を思いやる優しいsex。翌日は互いになんかドギマギ。確かにあんなsexした後は気持ちが揺らぐわな…

「ジェイミーいい子やん」と完全にGoGoモードのディラン姉の前で恥ずかしかったのか「いや、別にあんな子タイプじゃないし」とこき下ろすディラン。そしてラブコメ展開あるあるでそれを偶然影で聞いているジェイミー…
そこからのジェイミーは一切の遮断。いっそ潔いくらいでしたね。

ディランからしたら「え、何で怒ってるん?」だけど、こういう時の世の女性の行動は以下パターンが考えられるかも。
ジェイミーみたいに何も言わずに「さよなら」を決めるのか、「怒ってる理由察してよ!」とキレるのか、怒った理由を説明するのか、黙って耐えるのか。
大体男なんてこういうの全然分からんから「は?そんなことまで言ってあげなきゃいけないの?!」レベルで説明してあげた方が手っ取り早い気がするので、私ならしばらく連絡絶った後でも相手のことが好きだったら3番目を選ぶかな。

そんな時、認知症の父の面倒を一時的に見ることになったディラン。空港のレストランでも認知症の症状を見せてしまう父を前に、ディランは敢えて父と同じ行動をとります。そこで「そんな恥ずかしい格好しないでよ」と言えば、父を全否定することになるから父親を心から大切に思っているディランはそういうことをしたくなかったからなのでは?と思いました。ディランはこういうところ優しいんですよね。

食事中、一瞬父親の認知症が収まり、実はディランの父親は結婚後も昔の想い人のことがずっと頭から離れていなかったことを白状します。運命の相手だったのにプライドが邪魔して彼女を永遠に失ってしまったらしい。
そのことを悔やんでいるディラン父は「ジェイミーと別れた」と言う息子に「すぐにやり直すんだ」と背中を後押しします。

そこからはディランの必死なやり直し作戦スタート!
心の中ではお姫様に憧れているジェイミーのために映画のような場面を演出し、そこで「友達に戻って欲しい」と告げます。ジェイミーが出した条件である「ここでキスして」も頑張って叶え、二人は晴れて再び友達に。

「初デート」を気取ってみるも「ごめんやっぱ無理」と思いが昂ぶった二人でThe End。

いやあ~良かった良かった。軽やかなハッピーエンド。

理屈屋なディランと大雑把なジェイミーが作り出す雰囲気も良かった。ディランが会話を遮って正した「的を得る」「的を射る」の部分の邦訳、完璧すぎる。

ディラン、あんなに理屈屋だと大概の女性には「は?めんどくさ」と思われてそうだけど、幸いジェイミーは色々雑だからディランのそういう部分も意に介さない。ある意味強い。
理屈っぽい人に合うのは同じように理屈をこねて返すタイプよりも、細かいこと全部引っくるめて「うん、まあなんかよく分からんけどいいんじゃないの?」と受け入れてくれる器の大きいタイプなのかもしれんとちょっと思った。

あと、ディランがハリー・ポッターに憧れて稲妻のタトゥーを入れたの面白すぎる。何その動機?少年やん。

二人の初sexの時互いにオーラルし合うんだけど、その時のジェイミーの指示が「右、あ~もうちょっと下」みたいに的確で斬新だった。
確かにオーラル上手い人に出会った時は「こいつぁすげえぜ」と思って全部任せるけど下手な相手だとマジで何してんのか分からんし「はよ終われ」とすら思うからジェイミーみたいに指示出した方がいいんかもね。でもそれだと雰囲気ぶち壊しかな。

ジェイミーのターンの時は「女子はどうせフェラのことなんか分かってない」と舐めくさってるディランを一瞬で陥落させたから、ジェイミーのsex経験値の高さが伺えた。
どうでもいいけど、女子にイカせられて呆然とする男子は「参りました…」感が強くてかわいい。あいつらsexにどんだけプライド注いでんねん。

ラブコメ映画は普段観ないけど、たまに見るのもいいものですな。特に20代ともなると恋愛とsexはセットなのでsexネタもガンガン含んでるラブコメだと尚良い。「あ~気持ち分かるわ」とより一層楽しめる。こういう映画は女子同士で色々喋りながら観たい。

ちょっと待って。これ、私のブログの「Movie」ジャンルで初の映画感想書記事やわ。元々は映画の感想投稿用ジャンルだったのに気付けばドラマの感想ばっかり書いてたから。

普段は暗い映画中心で観てるからラブコメ映画は私の範疇外なんだけど、ま、いっか。

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