Netflixのアメリカドラマ「Russian Doll」感想

Russian Dollのメインビジュアル画像

予告が面白そうだったので軽い気持ちで観てみたのですが回を追うごとに物語の構造や主人公の人生観などが深く描かれていくので、のめり込むようにして全8話を一気に鑑賞しました。スラングが多いので日常生活で使う英語学習というよりは純粋に面白いドラマとして観ていました。

メインビジュアル画像引用元:Netflix – Russian Doll | Forums for television shows past and present

「Russian Doll」とは

2019年に配信開始されたアメリカ制作のコメディドラマです。ありがちなタイムループものと見せかけて重層な世界観が描かれているので2019~2020年にはエミー賞をはじめとした数々の賞を受賞しており、批評家サイトRotten Tomatoesでも驚異の97%好印象(トマト)を叩き出しています。

「ロシアン・ドール: 謎のタイムループ」(原題:Russian Doll)
リリース:2019年2月1日
制作元:Netflix
制作国:アメリカ合衆国
言語:英語
話数:シーズン1(全8話)※シーズン3まで予定されているらしい

あらすじ

36歳の誕生日パーティーの日、主人公ナディアはいつも通りの時間の過ごし方をしていたが3日前から行方不明になっていたペットの猫を見つけて駆け寄ろうとした途端車に轢かれて死んでしまう。ただ、気付くと再び誕生日パーティーのバスルームに戻っており、その後も別の方法で死んではまた同じ場所に戻り、死んでは戻り、を繰り返していく。
絶望的に思えた時、ナディアは自分と同じような状況に囚われている男性アランと出会い2人は結託して現象解決の糸口を探し始める…

「Russian Doll」公式予告編

予告編でタイムループ要素を出すためにNetflixのロゴ表示から戻るのが面白いアイデアだなと思いました。

感想

このドラマを知ったきっかけは検索結果でした。その時私はNetflixのロシアドラマ「Better than us」を観ており、他のロシア作品も観てみたいと思って「Russia」と検索した結果このドラマが結果に表示されたんです。

Netflixのロシアドラマ「Better Than Us」の公式予告編

ついでにあらすじ。
人間型ロボットが当たり前になったロシアの近未来。中国から密輸入されたあるロボット(サムネの左の女性)は実は殺傷能力を持った最強ロボットだったのだが会社から脱走し、ある家族が偶然そのロボットの権利者になってしまう。ただ、社会では反ロボット運動も起きており不穏な雰囲気で…というストーリーです。

これはまだ観終わっていないので感想はまだ先ですね…

「Russian Doll」に戻ります。
全8話のうち、一気に話が展開していくのは3話くらいからですね。主人公のナディアはロシア系の女性です。職業はフリーのゲームプログラマーで、愛猫のオートミールと暮らしています。
ナディアはぶっ飛んだ生活を送っているのですが友達2人もなかなかなんですよね…
ナディアの口が悪いので一見粗野に見えるのですが、話が進むにつれ実は心の奥底で慈愛に満ちた繊細な女性ということが分かっていくので鑑賞後は彼女に対してかなり好印象を抱いていました。

ナディアが自分の誕生日パーティーの夜を繰り返していたのに対し、アランは失恋した夜を繰り返していました。
2人の性格や生き様が対照的すぎるのでその違いも見ていて飽きさせないです。

ナディアの生き方は一見怖いもの無しで自由奔放に見えますが、精神的に不安定だった母親のせいで安心できる子供時代を過ごせなかったため心の奥底に人知れぬ孤独を抱え、達観して生きています。ただ、そうだからと言って彼女は他人の顔色を窺って萎縮するような生き方ではなく堂々と生きているので眩しいです。

反対に、アランは努めて生真面目かつ品行方正に生きようとしてきたものの自信が無い青年です。完璧主義で潔癖症のアランに息苦しさを覚えた彼女は次第に彼に対する気持ちもただの義務感に変わり、浮気に走ります。
ただ、このアランもナディアと出会ったことで生き方に余裕が生まれ元来持っていた穏やかさを取り戻したので良かったです。

印象的なのはナディアがタイムループの現象の原因を推測するシーンですね。プログラマーの彼女は論理的に4次元と時間の関係性を考察していきます。アランは冷静に見えて実は結構感情的なタイプなので、2人は良い組み合わせだと感じました。

2人は考察した通りに同じ夜を繰り返していくのですが次第に人や物が消えていきます。時間軸に発生したバグが拡大していたせいなのでしょうか。


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