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カナダへの渡航前夜の呟き

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かもめ

遂に明日の深夜2時に留学先のカナダに向けて発つ予定です。今年は3月からの10ヶ月間を旧ソ連圏を中心に渡り歩いて過ごしていたため、カナダへの飛行機の出発地もコーカサスのジョージアです。ジョージアを発った後、ドーハ経由でトロント・ピアソン国際空港に向かう、合計17時間の空路移動。

今の気持ちをつらつらと書いていきます。

留学を決めたのは昨年ですが、その頃の渡航先にはオーストラリアを考えていました。ただ、コロナ禍でオーストラリア入国自体ができなかったこと、オーストラリア政府が年々移民法や永住権申請条件を厳しくしていること、留学生向け学費や学生ビザの更新料が高すぎること、アジア系留学生や移民に対する態度が排他的なことなどを考えた末にカナダ留学に変更しました。

カナダはコロナをきっかけに移民受け入れを大幅に拡大した珍しい国の一つで、留学費用もオーストラリアに比べると安く済みます。何より、欧米人だけでなくアジア人も含んだ多くの人種によって構成されている国なので、英語圏の国の中でもアジア人が比較的過ごしやすいのではないかと思ったことが大きな理由です。

オーストラリア留学を考えていた時は留学自体初めてで何も分からなかったのでエージェントに依頼していましたが、カナダ留学に切り替えて以降はカレッジへの出願、学生ビザ申請など全ての過程をエージェントに依頼せず一人で進めてきました。その頃私はコーカサスのアルメニアでほとんど全ての手続きを行っていたので、日本から申請する場合には考慮しなくていいような過程も発生していました。
今回のカナダへの入国、カレッジへの入学は予想以上に膨大な時間と手間を費やしたあれらの労力の成果です。

3月に日本を出国した後、年末までの10ヶ月間をブルガリア、セルビア、ウクライナ、アルメニア、ジョージア、トルコで過ごしていたとはいえ、どの国にも観光客として入国していて入国審査など無かったので入国自体に何の不安もありませんでした。上記の国々は入国制限自体も比較的緩かったので、コロナ禍でも今までとほぼ同じだったんです。

反対に、今回のカナダの場合は学生ビザで入国するのでかなり厳密です。学生ビザ申請は勿論のこと、入国前に「ArriveCan」アプリをダウンロードして必要な情報を送信するのに始まり、電子ビザeTaの申請、コロナ対策として隔離先の予約もしておく必要があります。ワクチン接種済でも出発前にPCR検査を受けておくのは多くの国と同じ。

コロナ禍の今、出発目前になっても定まらないのは「入国後に隔離が必要なのか」「必要な場合、何日必要なのか」です。
カナダ移民局の公式サイトでは私の条件は「隔離不要の可能性あり」というグループに分類されたものの、eTaの発行連絡メールには「3日間は隔離が必要」と記載されていたり、Air Canadaからの連絡には「ワクチン接種済の人は隔離不要」とあったり、情報が錯綜しているんです。
カレッジ自体も「入国後は14日間の隔離が必須」としながら「隔離が免除される場合もある」と注意書きしているくらいなので、恐らく入国審査の段階にならないと自分の隔離の要不要が確定しないのだと思います。

そのため、隔離が必要な場合に備えて14日間の隔離先を予約し、また、隔離が不要な場合にも備えてトロントのゲストハウスを予約しました。いわゆるダブルブッキングですね。
ゲストハウスはキャンセル料が発生する場所もあるので未確定な旅行プランで予約したくなかったのですが、クリスマス~年末年始の宿泊先は争奪戦だろうと想定して数ヶ月前から予約していました。

希望は「隔離不要」の結果ですが、欧米人観光客が多いジョージアやトルコを含む旧ソ連圏をフラフラしていた今年の渡航歴が移民局職員には「懸念要素」と映るかもしれません。

カナダでのシェアハウスも既に押さえています。
kijiji」で20件近く連絡を送ったものの1件も返信が無かったり、「Places4students」やFacebookグループで問い合わせた際もほとんど返信が来ない時が続いた頃は憂鬱になりましたが、そのうち2件だけ連絡がついたんです。本来ならカナダ現地で見つけた方が手っ取り早いのかもしれないものの、新生活で家が無いのは不安だったので先にネット経由で決めておくことにしました。

カナダ生活に慣れてきたら友人と一緒に探したり、良さげな物件を見つけて引っ越したりということも出来るようになると思います。トロント中心部のカレッジに通うなら家が見つかるまでの期間を安いゲストハウスのドミトリーで過ごす方法でも良かったのですが、私の入学するカレッジはトロントから100㎞以上離れた郊外にあるので残念ながら宿泊施設自体があまり無いんですな。

カナダに留学するにあたり英語力も不安です。
今年をずっと海外で過ごしていたとはいえ、どの国も非英語圏で基本的に英語が通じませんでした。そのため、英語を使うのはゲストハウスの他の外国人観光客と話す時と中国人彼氏と会話する時がほとんどで、それ以外の時は最低限の現地語を使っていました。
ずっとそんな環境にいたので、自分の英会話力が向上したかどうかは疑問です。度胸と臨機応変処理能力だけは向上したと思うけど。

私自身、日常的な英会話は特に問題は無いものの、人生相談や政治や歴史、文化のような混み入った会話をする際には自分の語彙力と表現力の無さを日々痛感します。時間をかけて推敲・修正できる英作文とは異なり、会話はリズミカルなコミュニケーション(時々ユーモアも)が求められるのでなかなか難しい。四半世紀以上を日本語の会話に囲まれて過ごしてきたので無理もないのですが。

理想は、英作文で書ける内容をスラスラと口にできるようになることかな。日本語で話す時と同じくらいの語彙や表現力、説得力を持たせた英語を話せるようになりたいものです。個人的には、言葉はその人の品性に繋がるのでとても重要と思っています。なので例え私が非ネイティブだとしても、それを自分の英語が未熟である言い訳にはしたくないなあ。

ただ、私がカナダに行く目的は語学留学ではなく、看護留学です。私の最終的な目標はカナダで助産師になって現地で働くことで、将来的にはカナダで市民権も取得して「カナダ人」になるつもりです。
ただ、外国人の私がカナダの大学で助産師課程に入学するには永住権が必要で、さらに永住権申請では医師や看護師といった医療系資格保有者は有利になるため、まずはカレッジで2年間かけて准看護師になる勉強をします。准看護師として働いた経験は助産師として働く際にも大いに役立つだろうと考えたのも理由の一つです。

カナダでは助産師課程を設けている大学自体がほんの僅かなので毎年競争率が10倍以上とかなりの激戦だそうです。自分が学びたい大学の所在地がオンタリオ州だったので、カレッジもオンタリオ州の中から選びました。

2年間のカレッジ、1年以上の就職期間(永住権申請には1年間の就労経験が必要)、4年間の大学…と考慮すると、私が最終的にカナダで助産師になれるのは最低でも約7年後です。長い道のりですな。
「千里の道も一歩から」というように、このカナダ入国は今後の長い人生計画の始まりの一歩です。

とはいうものの、オミクロン株の拡大を受けて1月末まで基本的にオンライン授業になってしまったのは出鼻が挫かれました。個人的にはオンライン留学に意義を感じないため、2月からは通常講義に戻ることを願っています。単に1人でPC画面に向かって講義を受けているだけでは、ただでさえ高額に設定された留学生用の学費を払う意味がないです。

講義が全てオンラインなら家賃や生活費がもったいないのでカナダへの渡航も延ばそうかとすら思ったものの、1つの講義だけキャンパスで対面講義方式だったためその講義のために予定通りカナダに入国します。
徐々に留学に慣れる機会を得られた、と思えば結果的に良いことなのかもしれん。

昨年のこの時期に何をしていたかと言うと仕事の過労で心身を崩しており、クリスマス頃に至ってはボロボロになりながら深夜1時まで残業していました。まさかその1年後にカナダに留学することになるとは露ほども思っていませんでしたね。あの頃の追い詰められた気持ちは「仕事」タグの記事に書き記しています。

1月に仕事を退職した当初は台湾ワーホリに行くつもりで色々準備していたのにコロナ禍でビザ発行が停止していたので取り敢えず日本を飛び出してブルガリアに渡り、その後はブルガリア語やロシア語、アルメニア語などを使いながらなぜか旧ソ連圏を1人でフラフラしていました。アルメニアのゲストハウス滞在中に今の中国人の彼氏とも出会い、現在は彼に大切に愛されてもいます。
人生何が起こるか分からんものですな。

無事に入国できるかどうか緊張しているのは成田からブルガリアに飛んだ10ヶ月前以来ですね。あの時はコロナ禍真っ只中だったこと、各国で渡航制限がバラバラだったこともあって他のヨーロッパ圏で入国拒否された乗客の話なども聞いていたので不安でした。

今回は学生ビザ入国なので、空港で無事にビザを発行してもらえるのかが不安です。何事も無いことを願っています。

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