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中国語の勉強を再開した

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中国の建物

ブルガリアとセルビアでは気が向いた時にIELTS対策をしていましたが、IELTS受験が終わった今は英語からは離れて中国語の勉強をちまちまと進めています。

目下の目標はHSK3級

中国語検定(以下、中検)とHSKなら「中検ではしっかりとした文法知識も求められるため既に漢字を知っている日本人向け」と聞いたことがあったので当初は中検の受験を考えていました。
ただ、中検は日本でしか通用しないのに対し、HSKは中国やそれ以外の国でも知名度がある資格だと知り、今後日本で生きない自分にはHSKの方が向いていると感じたのでHSK受験をすることにしました。まずはHSK3級取得が目標です。

HSKは現時点では初心者レベル(1級)~上級者レベル(6級)まで6段階です(2022/03以降は9段階になる)。
3級を受けようと思った理由は、3級が「日常生活や旅行でも中国語を使って対応できるレベル」とあったので、まずはそれくらい話せたら便利だろうなと思ったからです。
できれば今年中にHSK4級をとって「中国語中級」レベルになりたいですね。

日本にいた時も中国語を趣味で勉強していましたが、「勉強しては放置→しばらくして再開」という漫然かつ無計画な進め方だったので、勉強した内容が全く身に着いていませんでした。
でも、今回は今までとは比べようもないくらいきちんと勉強を進めています(当社比)。

中国語を勉強しようと思った理由

私が初めて中国語を勉強したのは中3の時に遡ります。
赤壁の戦いを凄まじいスケールで描いた2部作「Red Cliff」を映画館で観て大感激した私は、その後にいそいそと中国語入門本を買って勉強を始めました(映画館にも2回足を運び、パンフやDVDも買った)。
あの時は「铅笔」などという単語を中国語で発音できるだけで嬉しかったものです。

中国映画「Red Cliff」予告編

ただ、中高一貫の進学校にいたので次第に大学受験を見据えた勉強や模試に明け暮れるようになり、中国語への関心が薄れていきました。

それから10年後、中国語への関心が再び戻ってきました。
台湾とタイにふらっと行った時、現地の人々から現地人と勘違いされて道を聞かれたり中国語でガンガン話しかけられたりしまくったので、「私はもしかして中国系の顔立ちなんやろか」と思い始めたことがきっかけです。

そのため、「中国系に見えるなら中国語を話せた方が役立つことが多そうやな」という気楽な考えで中国語の勉強を再開しました。ただ、仕事に忙殺されるうちにまたもや頭から消えていったんですよね。

余談

どの国が1番中国系移民が多いのか気になったので調べてみました。
統計サイトの「Selected countries with the largest number of overseas Chinese 2019」によると、2019年時点では以下の順だったそうです。
※人口比ではなく、人数

順位国名人口[単位:100万人]
1インドネシア10.72
2タイ7.01
3マレーシア6.7
4アメリカ5.5
5シンガポール2.99
6カナダ1.91
7オーストラリア1.39
8フランス0.75
9南アフリカ0.5
10イギリス0.47
2019年時点の各国の中国系住民数
統計作成元:Overseas Community Affairs Council of Taiwan

中国のアフリカ進出は有名とはいえ、ここに南アフリカがランクインしたのは意外でした。また、5位以下の国の割合を見た時に、いかにアメリカに中国系移民が多いのか分かります。
※この統計には第1世代の移民だけでなく、他国で生まれたものの自分を「中国人」と自認する第2世代以降も含んでいるので、第1世代の移民のみを算出した国連やOECDの統計よりも数が多くなっているそうです。

ただ、「Countries With Most Chinese Outside China」によると2020年には6位以下が少し変わっており、シンガポールの次にペルーが6位にランクインしていました。また、欧米諸国に代わってベトナムやフィリピン、ミャンマーも名を連ねています。
やっぱり全体的にアジア圏が多いですね。

そして3度目の今回。ブルガリアで3ヶ月間過ごし、今はセルビアにいるのですが「ブルガリアで感じたカルチャーショック期」でも書いたように私はこっちに来てからなぜかひたすら「中国」を求めるようになりました。

そのため、ブルガリアでもセルビアでもずっと好きなCPOPばかり聴いていたので、IELTS直前になって「これはやべえ」と慌ててIELTS問題音声を聴いたほどです。
また、ここ2ヶ月間くらいずっと中華料理屋で日々の食事を買っています。kindleの本棚にはブルガリア滞在中から読んでいたソ連やロシア関連の本に加えて中国に関する本が一気に増えました(文字にするとなんか不穏な雰囲気)。

中国語の勉強

中国語の勉強はすごく楽しいです。
自分は”旅人”にはなれないと感じた理由の推測」を書いて、日々に退屈しているのは何も頑張っていないからだと気付いた後は「何か1つのことに一生懸命取り組んでみよう」と思っていたので、中国語学習に夢中になれている今は嬉しいです。

午前中は近くの公園で中国語の発音練習をし、午後は中華料理屋でご飯を食べてゲストハウスに戻り、中国語の文法を勉強したりNetflixで中国語の映画やドラマを観たりする日々です。
毎日が充実しています。

発音の勉強ではkindle対応している「日本人のための中国語発音完全教本」を使っています。
この本では中国語の四声や母音・子音を口の開け方や発声のコツまで全て具体的に解説されているので非常に分かりやすいです。特に、一般的な発音本では第3声の発音は「\/」とされているのに対し、この本では「_(低音)」と説明されているので発音練習しやすいと思いました。

発音勉強を始めて1週間以上経った今、ピンインを見ただけで発音できるようになってきました。それでもお手本音声の発音には程遠いのでまだまだ発音練習は必要です。
中国語は発音が何よりも大事だと思うので。

最近は発音練習と並行して「本気で学ぶ中国語」を使って文法も勉強し始めました。これは初級ですが、中級まで仕上げるとHSK4級レベルだそうなので目下はこの2冊が私の第一関門です。
HSKは世界各国で受験可能なので、秋頃にどこかの国で受験したいものですな。

※「本気で学ぶ中国語」シリーズの音声はベレ出版公式ページから購入・ダウンロードできます

中国語学習に良さそうと思ったサイト

  • どんと来い中国語
    中国のちょっとした文化だけでなく、中国語の会話表現を52課ものテーマで学べます。
  • 中国語スクリプト
    無料の中検対策が充実しているほか、中国の伝統や文化についても詳しく解説されています。

外国人向け中国語講座への個人的見解

「オンライン講座はどうやろか?」と思って調べたら「毎日留学ナビ」に一覧があり、見ると中国の大学や語学学校で7~8月開講の夏学期短期講座が色々ありました。

参考用の授業動画を見てみたところ中国人の先生の発音を聞けるのは良いなと思ったのですが、英語で漢字の解説がされており、しかもそれに結構な時間が割かれていたので結果的にオンライン講座は受けないことにしました。
オンライン講座では漢字を知らない国の人々も対象なので、既に漢字の知識がある日本人の私には無駄な時間もありそうだと思ったためです。

この件で思ったのですが、中国語を学ぼうとしている外国人の中で既にある程度の漢字を習得しているのは日本人だけなんですね。
韓国人も少しは漢字が読めると聞いたことがあるのですが、日本人ほど日常的に大量の漢字を使っていないと思います。また、ベトナムもかつては漢字文化でしたが今は使われていません。

実際に日本人がどれくらい漢字を読めるかというと、高校卒業程度レベルなら漢検2級なので約2,000字です。大学生、一般人なら準1級程度で約3,000字の漢字を読めることになります。

漢字を1文字も知らない留学生と、既に2,000~3,000字の漢字を読み書きできる留学生が同じ課程で中国語を学ぶ場合、決して同じ条件ではないことが明白です。
そのため、個人的には中国語だけは「日本人向け」の勉強をした方がいいのでは、と感じました。

例えば私は以前インド沼にはまってヒンディー語を英語で勉強していたのですが、そういう場合はデーヴァナーガリー文字からのスタートなので英語でも全然問題ないんです。
でも、中国語の場合は、例えば日本人は「家」という漢字を見れば意味が分かるので「jia1」という発音や用法だけ学べば事足りるのに対し、そこに他の国の人もいると「家=family, house」のような文字の説明が毎回入ることになります。
私にはこれが時間的にも費用的にももったいなく思えました。

台湾でワーホリを考えていた頃は現地の中国語学校に通おうとしていたのですが、もしかしたらそこでも漢字の意味や書き順の解説があったのかもしれません。
そのため、「独学している今の方がある意味効率がいいのかも?」と思いました。

留学で得られるものへの個人的見解

ただ、台湾にワーホリに行っていたらスーパーや夜市での買い物や公共交通機関の利用、日常でのちょっとした会話などにおいて常に中国語に囲まれるので、活きた言語を学べる機会ははるかに多かったはずです。
それがオンライン留学や独学では手にすることのできない現地生活の醍醐味だとも思います。

個人的には「外国の生活や雰囲気を実際に自分の五感で味わうことも留学の価値の1つ」と考えているため、中国語学習に限らず、コロナ禍であちこち聞こえてきたオンライン留学にはさほど意義を感じられません。

これはCourseraで色々な講義を受けてみて思ったことです。
例えオンラインでアメリカの大学の講義を受けていても、私は同期の学生と自分の人生や日々の出来事を共有して話すことはおろか、アメリカの街の空気や生活の一切について何も知ることができません。留学は、自国では得られない価値観や葛藤を経験できるからこそ意義があると思うので、単に英語で授業を受けているだけの状態で「留学しています」とはとても言えないと思いました。

オーストラリア留学をやめてカナダ留学に切り替えた理由の1つは、学費の安さや永住権の取得しやすさだけではなく、実際に現地で通学できるからです(オーストラリアは未だに全面的に留学生を受け入れ再開しておらず、いつ再開するのかも不明)。
オンラインでしか授業に参加できないなら、多額の授業料を払ってまでわざわざ海外の大学で学ぶ意味が無いと感じます。

セルビアで行きつけの中華料理屋の中国人店主と中国語で会話した時に「中国語うまいね」と言われたことがあります。お世辞かどうかは分からないものの、会話できたということは少なくとも私の発する四声や発音が中国人でも認識できたということなのでやっぱり嬉しかったです。
これは余談なのですが、ブルガリアでもセルビアでもどの中華料理屋に行っても中国人・台湾人店主から毎回中国人と勘違いされてきたので、私は自分が中国系の顔立ちということを確信しました。
前前前世は中国人だったのかもしれん。

終わりに

中級レベル以上にでもなれば授業は全て中国語になるのかもしれないのですが、そのレベルに達するまでは恐らく英語の解説があるだろうしまだ独学でいいかな。

中国語の勉強を進めるにつれてドラマや映画の中のちょっとした中国語会話で聞き取れる音も増えてきたのでそれが嬉しいです。あとは、好きなCPOPを聴く時に一緒に歌詞も目で追っていると、文字と音で同時に覚えられるからめちゃめちゃ楽しい(それで歌えるようになった時は喜び倍増)。
独学だとこういう小さな達成感を自分のペースでちまちま感じられるのが良いところかもしれない。

今はNetflixで台湾ドラマ「一把青(The touch of green)」を毎日ちまちま観ては毎回毎回「あああ」とハラハラしています。すごく良い作品のため「繰り返し観て勉強に使おう」と思ったのですが、21集以降は残念ながらそれまでの感動をぶち壊すような展開が続くせいで観ていて嫌な気持ちになるので再試聴は1~20集までに留めるわ…
この前は中国の作家・蕭紅の人生を描いた中国映画「黄金時代」を観ました。先月は中国ドラマ「独家记忆(Somewhere only we know)」に夢中になっていました。
いつか感想記事書きたい。

台湾ドラマ「一把青」公式予告(繁体字字幕)

一般的な戦争映画では軍人の男が中心の話が多いのですが、このドラマでは空軍兵の妻達の目線から見た戦争も描かれています。
また、日本を敵国と見なしていた時代背景も知ることができます。

中国映画「黄金時代」公式予告(繁体字字幕)

薄幸の作家・蕭紅の人生を描いた映画です。彼女の作家としてのキャリアというよりは、彼女が生前どのような人々と関わり、どのような日々を送っていたのかが淡々と描かれています。

中国ドラマ「独家记忆」公式予告(簡体字/英字幕)

大学3年生の主人公と、博士課程学生のカップルの青春ラブコメです(サムネ画像の2人)。主人公の友人達のそれぞれの恋模様も描かれるので、観ていてとても楽しい作品です。
また、中国の大学生の日々の姿も垣間見れます。ただ、後半は要素を詰め込み過ぎたのか、ちょっとグダグダになってる感は否めないかも。

Netflixで色々な中国語作品を探していますが「これは!」と思える作品に出会うのはなかなか少ないです。そのため、中国映画やドラマのサブスクリプション加入も考え始めました。

中国語映画・ドラマを配信しているサイトの一部

  • iQIYI 爱奇艺
    中国映画を中心に世界中の映画も配信しています。VIP会員になると視聴可能幅が一気に広がるそうです。
  • NEWASIANTV
    韓国作品を中心に、中国、台湾、香港、日本、タイなどのアジア圏の作品を配信しています。

台湾は一度行ったことがあるので、いつか中国にも行ってみたい。
でも中国は2022年後半頃まで観光目的の入国を禁止する方向らしいのでまだそれは先やな~

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横浜で130年間営業してきた本格中華料理店”聘珍樓”の公式通販サイト