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沈殿

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夜の海

24時。今日もようやく1日が終わりました。静かに流しているEnyaの曲が染み渡ります。弊社の仕事納めは明日の12/29なので年内は今日に加えてもう1日働く必要があります。
もう泣くこと無しに仕事をできなくなっているので一刻も早くこの状態から脱したいのですが…

今日も23時に退勤ボタンを押しました。17時頃に退勤し、今日で仕事納めの人もいましたが私にはそんなこと夢のまた夢です。今月はほぼ毎回23~24時頃まで残業してきたのでもはや22時退勤ですら今の私にとっては「早い」です。

精神は限界です。朝も目だけ開けて布団から出れず、いざ仕事を始めても勝手に涙が溢れて止まらなくなるのですが、そんな状態でも引っ切り無しに来る通知やメールに対応せねばならないのでもうきつくて仕方がないのです。

11月後半に精神を崩して以降仕事が恐怖でしかないです。
上司には仕事が原因で精神状態が良くない旨は伝えていますが、それを知らない他の社員達からすればやたらと仕事ができない私は足手まといの邪魔者でしょう。彼らの苛立ちも伝わってきます。

ただ、もう私は働けないのです。仕事のことを考えるだけで脳内が硬直し、涙がとめどなく溢れてきて制御できないまでになってしまいました。仕事中も仕事が終わってからも寝るまでの僅かな時間もずっと涙が止まりません。

「東京で暮らす私がコロナに感染していやしないかと祖母が心配している」と父から聞いたので祖母に「大丈夫だよ」メールを送った際、文章は元気な様子で溢れさせたので祖母は安心していました。実際の私はコロナよりも仕事に蝕まれて精神を崩しており「大丈夫」などという状態からは程遠いのですが。

さすがに「毎日23~24時まで残業を重ねて精神壊してるよ」などと送ったら祖母を悲しませますし、コロナで会いに行けない今、祖母の中の私は元気で明るいままでいてほしいです。その方が祖母も気持ちが穏やかで済むと思います。

仕事で自信を失くし、自分自身にも価値を見出せなくなっている今欲しいのはこんな私のことでも全肯定してくれる相手ですね。黙って優しくしばらく抱き締められたいです。
まあ、そんな相手いないんですが。

彼からは10日間くらい音沙汰が無いので仕事が忙しいのか、もしかしたらもう私に興味を失くしたのかもしれませんね。彼女でもないし、コロナで国をまたいだ移動ができない今いつ会えるかも分からない相手とずっと文通を続ける理由も無いでしょう。

私はもう恋愛でボロボロになりたくないので、今の彼とは適度な距離を保ってきました。それが互いを近づけない原因の一つになっているのかもしれません。

短時間で爆発的に燃え上がる恋愛は楽しいですが燃料が燃え尽きた後の灰の量も凄まじいので最終的に疲弊するんですよね。
20代前半ならそんな関係でも良かったのですが20代後半になった今はそういう恋愛に微塵も価値を感じなくなりました。

今の私が欲しいのは束の間の単純な興奮ではなく、長期にわたって私を穏やかに見守ってくれる柔らかい関係です。彼とならそういう関係になれるかもしれないと思ったのですが、単に私の願望を投影していただけかもしれませんね。

相手が欲しいと思っていても、今は恋愛をしたくないです。
極論、私は彼氏よりも夫が欲しいんですよ。

彼氏なんていういつ終わるかも分からない曖昧でふわふわとした関係よりも、契約で結ばれてそう簡単には離れない確固たる関係が欲しいんです。ドキドキする胸の高鳴りよりも、一晩中でも抱き着いて眠れるくらい安心感を与えてくれる相手が欲しい。
そう考えるとそれはやはり「夫」なのではないかと思うんです。

衝突と和解と相互理解を繰り返す恋人期間を経ることでやがて互いにとってかけがえのないパートナーになり、そのまま一生を添い遂げたいと思って結婚を選ぶものだとは理解しています。
ただ、その恋人期間を体験するには気力が必要なので、それに費やせるだけの気力がない今は「夫」という最終ゴールだけを手っ取り早く求めているのかもしれません。

面倒な恋人期間をすっ飛ばして結婚したところで結局結婚後に相互理解を始めることになるので、開始地点が異なるだけで一緒のことかもしれないのですが。

ただ、今の私の状態を「寂しい」とは表現したくないです。私は自分で稼いで自分の欲しいものを買うことができます。別に男がいない程度のことで私生活が揺らぐような恋愛依存体質ではないです。

私はただ仕事がきついんです。仕事のせいで精神が衰え、休日ですら満足に休めなくなっている状態が限界なんです。その状態の緩和策の一つとして「熱帯魚」とか「マリモ」とかと同列で「夫」を求めているに過ぎないのです。

こう考えると別に彼がいなくても平気ですね。私の生活に半年間だけ入り込んで、僅かな鱗粉だけ残してふわふわと視界から消え去っていった蝶のような関係でした。きっとすぐに忘れることでしょう。

つらつらと書き散らかしていると気持ちが少しばかり上向きました。
もう25時半なので明日のために寝なければいけません。


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