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社会人になって気付いたこと

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今日も慌ただしい1日でした。在宅勤務なのでPC上で9時前に出勤ボタンを押し、退勤ボタンを押したのは日付が変わる10分前です。ただ、バタバタした案件でも協力してくれるデザイナーやエンジニアの方はいるのでそれは救いです。

ちょっと今日は穏やかな気持ではないのですが、仕事で堪えることの重要さについて思ったことなどを書いてみます。

今日、私がこの1ヶ月間主に関わってきた案件の最終クライアントと打ち合わせがあったのですが、「なぜ私はこんな人間達のために毎日毎日あんなに心身をすり減らしてきたのか」と天を仰ぎたくなるくらい程度の低い相手でした。

彼らのコーポレートサイトを制作するにあたり、どうすれば使いやすく見やすいサイトになるのかを必死に考えてはデザイナーと相談を重ね、エンジニアの稼働も度々調整してきました。
ただ、今日画面越しに対話した相手はそんな私達の時間や労力を踏みにじるような発言や態度を臆面もなく繰り広げる横柄な輩でした。

もう頑張ることをやめようと思いました。
私達がどんなに奔走しようが彼らはこちらに感謝することはないでしょう。どうせこちらが頑張ったところでそれを無下にされる未来しか見えないのであれば私は必要最低限のことだけをこなします。「もっと良くしよう」などという気持ちは捨て去りました。

一方、デザイナーやエンジニアはディレクターが伝えない限りクライアントの態度や反応を知ることは無いので私は彼らに今日のようなことは伝えません。実際に手を動かして制作した側の方が、こういう場合に感じる虚しさは大きいと思うからです。

そのため、このような虚無感は他のディレクターにしか共有しませんし、もしくは誰とも共有せず自分一人だけで抱えることも多いです。
深夜残業や土日稼働も覚悟で制作を進めてくれているデザイナーやエンジニアを悲しませたりやる気を削がせたくないので、何事も無かったかのように修正希望箇所を言葉を選んで伝えるだけです。反対に、クライアントの良い反応は惜しまずに伝えます。

働くうちに気付いたこと

今の会社で過ごすうち、例えどんなに虚しい案件であっても仕事のできる人ほど文句や不満を言わずに対処していくことを知りました。そのような人は決して怒りを感じていない訳ではなく、自分の律し方と時間の使い方に長けているんです。

嫌な相手に当たった時不満を顕わにする方が確実に楽です。ただ、そこで愚痴ばかり言っていると周りを不愉快にさせますし案件も進みません。
そういう場合仕事のできない人はダラダラと愚痴を言い続けるのに対し、仕事のできる人はぐっと堪えて淡々とこなしていくことに気付きました。

今日打ち合わせに同席していた上司も仕事ができる人です。
そのため、打ち合わせ後の内容確認時も愚痴や不満といった私情を出すことは無く、打ち合わせ中の先方の希望を踏まえて社内のデザイナーやエンジニアの稼働を調整し、次にどう動けばいいかを2人で一緒に話して考えたりしていました。
ああいう人は「仕事」と「自分の感情」を明確に分けて「これは仕事」と割り切って対処しているのかもしれません。

大学までは自分と普段関わるのは大体年齢の近い20代の人間がほとんどでした。バイト先のうどん屋ではおばちゃん達と一緒に働いていましたが大学生の比率の方が高かったので気楽な雰囲気でした。

それが社会人になると自分と歳の近い20代だけでなく、30代~50代の人に囲まれて働くことが当たり前です。今の会社では20~40代の年齢層の社員が働いています。自分の2倍以上生きてきた人と話したり席を並べたりする経験はそれまでほとんど無かったことです。

実年齢と精神年齢が比例しないことは百も承知です。若くても落ち着きのある人はいますし、年を取っていても幼稚な人間は山ほどいます。そのため、年齢と仕事の能力の高さが比例しないことは分かっています。

ただ、今の会社では、私のような下っ端からすればどうしたらいいのか分からず溺れるくらい苦しい案件であっても、年齢と経験を重ねた人なら難なくこなせる様子を度々目の当たりにしてきましたし、そのような人の仕事ぶりを見る度自分の未熟さを痛感してきました。

学生という狭い社会では勉強なんて一人でもできたのに、一度社会に出ると自分一人では対処できないことであっても仕事として向き合っていかないといけません。楽しいことよりもきついことの方が多かったです。

私は「苦しむことは美徳」などという考えは一切持ち合わせていませんが、「苦しむことなく成長することはない」とは考えています。
自分の持ち合わせている能力や経験以上のことを対処しようとしているからこそ苦しいんです。それを感じない状態は楽ですが、ただのぬるま湯でしかありません。

深夜残業続きの日々は確かにきついです。
仕事で「そんなん知らんし、そもそも聞いてないし、先に言え」と言いたくなるようなことも多々ありました。Webサイトやデザインの知識が無いクライアントの中には制作を簡単に考えているせいで無理無謀な要求をしてくる相手もいますし、最悪なのはそれに加えて横柄な態度をとる相手もいることですね。いや、知識が無い人ほど相手の労力に対する想像力が働かないので要求が多くなるのはどこでも同じか。

ただ、上手くいかない毎日を繰り返しながらも自分よりも経験値のある年上の人と案件を進めたり理不尽なクライアントの相手をしてきたりしてきたことは、確実に私の中で人間的な成長を促していると思います。

大学の頃の自分と今の自分とでは見ている視野の広さが桁違いでしょうし、私が壁にぶち当たって困惑しながらもなんとかそれを乗り越えようとして行く限りこれからもその視野は広がっていくことでしょう。

まとめ

私は「仕事は自分を成長させてくれるもの」などという風にキラキラ考えているわけではないですし、旧弊な精神論信者というわけでもないです。苦しみを肯定して推奨したいわけでもない。
別に仕事にそんな価値与えてやる必要ないんです。こっちが仕事を利用しているだけです。

それでも仕事では業務内容以外でも学べることはあるのは事実だと思いますし、堪える経験はマイナスにはならないと思います。きついですけどね。

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