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文通友達の彼

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便箋の画像

現在私には今年の7月からかれこれ4ヶ月間メッセージをやり取りしている相手がいます。
不思議な関係なので自分でもこの関係が一体何なのか分からないのですが、現時点で彼の存在は大きいのでつらつらと書いてみます。

彼との出会い

彼とは7月にTinderでMatchしてやり取りを開始しました。

その頃私は6月にインド人元彼(どうしようもない甘ったれのクズ男やったんやこいつが…)と別れ、心機一転しようとTinderで数人のインド人男性とやり取りしていました。ただ、どの人も結局はワンナイト目当てで軒並み失望を伴うものだったので半ば投げ遣りになっていました。

どうでもいい完全な余談

この時点で「いや、Tinderってそういう目的でするもんやろ?」と思われそう。

私もただお茶目当てでTinderの画面をスクロールしてたわけじゃないからその考えを否定はしないけど、ちょっと待って。それでも別に誰でもいいわけではないんですな。

たとえMatchしてもメッセージがつまらない相手は論外として、下心を隠すのが下手すぎる奴には単に「人として失礼やな」と思うから、個人的にはあくまでもベッドインは「君さえよければ…」の流れであってほしい。

またまたどうでもいいけど、スワイプ画面に表示される外国人男性と日本人男性のプロフィールってびっくりするくらい全然違いますよね。

日本人男性のは「こんな駄目な俺でも受け入れて(笑)」感を出しているのをよく目にするし、他には「体鍛えてる俺」「スーツでキメた俺」「学歴と仕事アピール」が多い(学歴と仕事アピールは都内だからそういうの多いのかもね)。

あと、「Tinder始めたばかりでやり方分かんない」とかわざわざプロフィールに書いてる人をよく目にするけどあれは何なん?そういうテンプレでもあるん?
私はあれを文字数の無駄としか思えないけど他の女性陣はどう思ってるんやろか。その要素で右スワイプすることってあるん?うっかり指が滑ったとかそんな感じ?

対して外国人男性の方は人柄や素の写真を簡潔なプロフィールで伝えている人の方が多い気がする。

たまに「これは絶対あかん奴」のようなヤバいタイプもいるけど、そういうのはむしろプロフィールにヤバさを出してくれてるからある意味親切かもしれん。真に厄介なタイプは親しくなってから時間が経たないと分からないので。

話に戻ろう。

なぜか分からんけどインド人男性だけが私をときめかせるもんで、東京に来てからはTinder以外にもPairs、MATCH、タップルなどのマッチングアプリでひたすらインド人男性を探していました。年齢と写真(雰囲気含む)という要素で絞り込めるのがマッチングアプリの良いところですね。

でも「日本人向けアプリにインド人全然おらんやんけ?!」と気付いたので、最終的にはマッチングアプリの中で比較的外国人が多いTinderだけ使うことに。効率良く相手を探せるように課金して、Likeを送ってきた相手一覧から気になった人だけにLikeを送り返してはMatchしてやり取り開始していました。

メッセージをやり取りして「まあ、会ってみるか」という気になった数人のインド人男性(大体エンジニアや金融の短期出張タイプ)と何度か会って、「こいつはねえわ」という出会いを何度も繰り返してはまたTinderで新たに探す…という連続(今考えると不毛すぎる)。

なぜか知らんけど彼が日本エリアにLikeを送ってた

その日も深夜に仕事から帰宅し、ぼーっとTinderの「あなたをLikeしました」一覧をスクロールしていたのですがそこに彼がいました。

一瞬気になったものの「まあいいか」とその時は何もせずスクロールを再開したんです。多分、1枚目の写真がちょっと気取り屋に見えたからかな。すまんな彼よ。

でも、アプリを閉じてしばらくした後も妙に彼が気になったので再びTinderを開いてプロフィール写真などを改めて見てみました。
その時結構やさぐれていたので彼に対しても不信感があったのですが、彼が載せていた写真はよくよく見ると普段の顔を写した気さくな写真が多かったので「彼は良い人かもしれない」と思ってLikeを返し、Matchしました。

穏やかでノリのいい彼

恋愛そのものに疲れていたので疑心暗鬼で彼へメッセージを送ってみると、拾いにくそうなメッセージにも律義に返してくれたので徐々に警戒心も消えていきました。

てっきり彼は日本にいるインド人男性だと思っていたのですがアメリカ在住でした。私は半径20km圏内くらいで検索をかけていたので、プロフィールに表示されている彼の距離(約9,700km)はバグでも起きてるのかと思って特に気にしなかったんですよね。

滞在する予定の国でデート相手や友人を探すために現在地を変更する人がいるのは知っていましたが、彼もそれと似た感じで将来日本で働くために現地の日本人から色々話を聞きたくて相手を探していたそうです。
私以外にも2~3人とMatchしたものの、全員日本語で返信してきたので困ったとも言っていました。

またまた完全な余談

私も一時期、インド人男性を見るために現在地をインドのデリーに設定してたことがあるんです。毎晩画面いっぱいのインド人男性の写真を眺めては「最高や…」とか癒されていました。
ただ、仮想でインドにいた時には難点もありました。「とりあえず女性は全員右スワイプ」の勢いなのか1時間に200~300以上のLikeがガンガン飛ばされてくるので次第に飽きてきたんです。なのでその後また「現在地:東京」に戻しました。

彼とのメッセージラリーは楽しくて6時間くらい続きました。今までTinderで連続でやり取りした時間の最長記録は4時間だったので彼が記録更新です。

互いの趣味やタイプ、元恋人と別れた理由などを話しました。彼は相手に浮気されたせいで別れたらしく、その話を聞いたときは「うお~重てえ~」と思ったのですが当の彼は「It’s her loss(こんな僕を手放した彼女はもったいないことしたよ)」とふざけた顔文字とともに返してきたので、仮に強がって振る舞っているだけだとしても、ユーモアで包むその考え方に好感が持てました。

彼は日本が大好きで将来日本で仕事をしたいと話していましたが、その頃私は1~2年以内に日本から出ていくと既に決めていたので「彼とは深い関係にはならないかも」と漠然と考えていました。

6時間もやり取りをして互いに打ち解けたので、最終的にはWhatsAppに移りました。それ以降も彼は自作料理やPC周り、外の写真なども交えて毎日毎日メッセージを送ってきてくれました。

彼とのやり取りが日常生活の一部になり、私はとても楽しかったです。会ったこともないのに恋愛感情を抱き始めていました。

彼に惹かれた理由の一つ

別れたばかりの元彼がどうしようもねえ大馬鹿野郎だったので、彼のことも最初は信用していませんでした。
そのため最初は「いつか私を傷つけるのでは」「自分中心のsexをしてくるのでは」と身構え、「私を無下にする男ならいらねえ」という強硬な姿勢でいたのですが、彼はそんな私に対し「君の嫌がることは絶対にしない」「嫌なことは遠慮なく言ってほしい」と繰り返し言ってくれました。

「嫌なことは嫌と伝えて、互いに本音で話し合えば衝突することもない」というスタンスの彼は文章でのやり取りで互いに勘違いが発生した時も言葉で説明しようとしてくれ、実際に私が嫌だと言ったことに対しても面倒くさがる様子も見せず真摯に謝ってくれるような人でした。

そのため「彼は他の男とは違うかもしれない」と感じ、彼を信頼したい気持ちが日に日に大きくなっていきました。

終わりに

彼は学部まではインドで過ごし、修士の時にアメリカに留学して現在もアメリカで働いているプログラマーです。トランプ政権になって以降日に日に悪化するアメリカの人種差別に嫌気が差していること、アニメがきっかけで日本にハマり、日本の文化に感銘を受けていることから「将来は日本で働きたい」と口にしていました。

日本の排他的なムラ社会に辟易し、嫌悪感まで抱いていた私からしたら「日本の外国人差別もなかなかやぞ」と思ったのですが、「日本が好き!」モードに突入していた彼の前では残念ながら「ひとえに風の前の塵に同じ」に過ぎなかったようです。

でもそんなこんなでこの4ヶ月間ずっとWhatssAppで連絡を取り続けています。テキストのみのやり取りなのでいわゆる文通です。そのため、所詮はバーチャルな恋愛ごっこでしかないのかもしれないとも思っています。

コロナでいつ会えるのかも分からないし、インド人は「今度結婚するから」と唐突に告げてくることもあるそうなので、自分を不用意に傷つけないためにもあまり期待しないようにブレーキ運転しまくっています。それでも好きですけどね。

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