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ウクライナの代表的お菓子メーカー「ROSHEN」店舗を訪れた時のこと

ウクライナのROSHEN店舗

海外産チョコレートで有名なメーカーの一つ、ウクライナの「ROSHEN(ロシェン)」。東欧各国を中心に展開しているメーカーで、板チョコから個装チョコや飴、クッキーやウエハース、ケーキ…と様々な種類のお菓子を生み出しています。
ウクライナのキエフに行った際、どうしてもこの「ROSHEN」の店舗に行ってみたかったので実際に訪れた時のことをつらつらと。

この記事の概要

  1. ウクライナのお菓子メーカー「ROSHEN」とは
  2. ウクライナのお菓子メーカー「ROSHEN」の店舗
  3. ウクライナのお菓子メーカー「ROSHEN」の店舗内観
  4. ROSHEN店舗で買える量り売りのお菓子
  5. 今回ROSHENで買った個装タイプのお菓子
  6. ブルガリアとアルメニアのスーパーで買った「ROSHEN」のお菓子

1.ウクライナのお菓子メーカー「ROSHEN」とは

2012~2014年にウクライナの大統領を務めたペトロ・ポロシェンコがもともと作ったお菓子メーカーで、「ROSHEN」というのは彼の名字の一部から取られたものです。大統領に選ばれた後は別の人に所有権を譲渡したものの、メーカー名はそのまま使われています。
舶来品セレクション」というサイトによると、ポロシェンコは政界進出前はロシアで始めたカカオ豆のビジネスによって「チョコレート王」と呼ばれるほどチョコレートビジネスで成功を収めていた人物だそうです。

「ROSHEN」のお菓子は品質の高さでも有名で、毎年更新される「世界の製菓会社TOP100」ランキングで2021年には29位にランクインしています。
1位は”SNICKERS”で有名なアメリカの「MARS」で、2位には日本でもよく目にするイタリアの「FERERRO」が続きます。ちなみに日本からは「明治(4位)」、「グリコ(9位)」、「森永(16位)」、「ブルボン(17位)」がランクインしていました。日本のお菓子は外国人の口にも合うのかもしれない。
→2021年版「世界の製菓会社TOP100(英語)」はこちらから。

ウクライナから「ROSHEN」製品が輸出されている国は主に旧ソ連構成国が多く、Wikiによると代表的な地域は以下です。

  • カザフスタン、ウズベキスタン、キルギスタンのような中央アジア各国
  • アゼルバイジャン、ジョージア、アルメニアというコーカサス3国
  • モルドバ、ハンガリー、ポーランド、ルーマニアのような東欧各国
  • フィンランド、エストニア、ラトビア、リトアニアのような北欧各国
  • 米国やカナダという北米各国

2013年~2014年にかけてロシアからいちゃもんを付けられたためにロシアへの輸出は停止し、その結果ロシアのスーパーや店舗から「ROSHEN」製品が姿を消すことになったそうです。ロシア側の主張は「包装紙に問題がある」や「品質や素材が必要条件を満たしていない」というものだったようですが2013年という時期を考えると恐らく政治的圧力が理由なんじゃないかと思う。

ROSHEN公式サイト:https://www.roshen.com/
日本の公式サイト:http://leopolice.co.jp/
※日本版はFacebookも同様に2017年から更新停止しているようです。

2.ウクライナのお菓子メーカー「ROSHEN」の店舗

今回訪れたキエフ市街地のROSHEN店舗外観

キエフでGoogle Mapを開いて”ROSHEN”と検索すると、さすがは「ROSHEN」の本拠地。あちこちに店舗がありました。まるで都会でマックを検索した時にどこでも見つけられるように。

今回私はその中の一つの店舗(以下の地図地点)に行ってみました。この店舗はキエフ市街地の中心部にあるためメトロ駅からも近いです。
営業時間はどの店舗も8:00~21:00のようです。

余談ですが私が今年滞在してきた旧ソ連国(ブルガリア、セルビア、アルメニア、ウクライナ)のスーパーには24時間営業の店も多くあったり普通の店や薬局も22時まで営業していたりと、西側の国に比べるとかなり営業時間が長い印象です。
旧ソ連が労働者の国だった名残?

3.ウクライナのお菓子メーカー「ROSHEN」の店舗内観

店舗外観には楽し気な絵が描かれており、外からでもわくわく感を抱かせます。そんな店内に入ってまず驚くのは店内いっぱいに広がるチョコレートの甘い香りでした。マスク越しですら分かったくらい。

普段のスーパーでも目にするクッキーやウエハースシリーズ
ROSHENを代表するチョコレートの数々

壁には所狭しとROSHENのお菓子が並べられており、普段のスーパーでは目にしない高級なタイプのチョコレートやケーキも並んでいました。

ROSHEN製のホールケーキ
ムースなども売られていた
ブラウニーなどの冷蔵お菓子。
ブラウニーはずっしりと重く、味は濃厚でした

ハリー・ポッターの小説でホグズミード村のハニーデュークス店を描写する際にどれほど店内のお菓子が魅力的で夢のような場所かが鮮明に描かれていましたが、ROSHENの店舗内もそういう描写がぴったりだと感じました。
あのような数多くのお菓子を目にすると大人の私ですら目を輝かせずにはいられなかったので、幼い子供ならもう興奮が止まらないんじゃないかと思います。

量ごとにチョコレートを選べる場所

4.ROSHEN店舗で買える量り売りのお菓子

量り売り用キャンディやチョコレート、ヌガー

個装タイプのチョコレートや飴は量り売り方式です。販売最低重量が決まっているらしく、チョコレートなら「3つ以上」、小さくて軽い飴なら「5つ以上」からなら購入できます。
私はどれもこれも食べてみたくてちょこちょこと籠に入れていたのですが、製品ごとに量り売りするためにそれぞれビニール袋を分けておく必要があったようです。

今回店舗で買ったもの。
右のケーキクッキーは「アップル×シナモン」と「洋ナシ×キャラメル」の2種類の味がある

5.今回ROSHENで買った個装タイプのお菓子たち

包装紙に個性があるののもNice

モンブランシリーズ

包み紙を開くとちっちゃい山が現れる

「モンブラン(フランス語で”白い山”という意味)」という名前の通り、円錐型のチョコレートは雪山を象っています。
山頂の雪はホワイトチョコレートで、その下の部分はダークミルクチョコレートです。中身は包み紙の色ごとに異なっており、マカダミアナッツが入ったもの、チョコクリームが入ったもの、ゴマ入りクリームが入ったものと色々あります(全6種類)。

konafettoシリーズ

食感はサクサクしています

円柱型のクッキーがチョコレートでコーティングされており、中にはバニラクリーム(黄色い包装紙)もしくはチョコレートクリーム(ピンクの包装紙)が入っています。

Ko-Ko CHOCO

ウズラの卵サイズのチョコレート。
包み紙がかわいいことかわいいこと…

包み紙からしてかわいい、卵を象っているチョコレートです。
本物の卵と同じように黄身を模したチョコレートを外側の白色のチョコレートが包んでいます。日本の公式サイトを見て気付いたのですが、ホワイトとブラックの2種類があったようです(私が今回買ったのはホワイト)。
親戚や知り合いに小さい子供がいたらこのチョコをあげたいわ…

Coffee Likeキャンディヌガー

コーヒーの苦味よりも甘さの方が勝るので子供でも食べれそう

コーヒー味のお菓子が好きなので買いました。外側は飴のように固く、内側にはコーヒー味のヌガーが詰まっているので舐めても噛んでも楽しめます。

上記はほんの一例に過ぎず、店舗の量り売りにはこれよりも多くの種類の個装お菓子がありました。
完全な余談ですが、今いるアルメニアのスーパーではお菓子売り場でチョコレートやクッキーの量り売りがされていることが多いです。そこに「ROSHEN」のチョコや飴も並んでいるのを目にした時は嬉しかったな。

6.ブルガリアとアルメニアのスーパーで買ったROSHENのお菓子

私が「ROSHEN」のお菓子を好きになったのは今年の春にブルガリアに滞在していた時です。スーパーに行くと必ず目にするチョコレートで、試しに買ってみたら美味しかったのでハマりました。その時は寒くて味の濃いものが欲しかったこともあり、とにかく毎回毎回「ROSHEN」のお菓子を買っていました。

一般的な外国製のチョコレートというと甘さが強めで子供が好むような味が多いのですが(例えば「milka」)、「ROSHEN」は違います。
日本のチョコレートのように落ち着いてコクのある味のため、例えば先述したモンブランチョコシリーズなどは「これ銀座で買った高級チョコなんよ」と日本人に渡しても日本製だと思われそうなほどです。

以下は、「ROSHEN」のお菓子が好きすぎるあまりに買う度に撮っていた写真たち。

クッキーとチョコレート
特にこのクッキーは本当に美味しい
ワッフルやチョコバー、クッキー
これらのシリーズは色々な味がある
上品な味の板チョコレート
チョコレートの間にヌガーが挟まっている「甘さと甘さ」の2連コンボ型チョコなのでこれは結構甘め。

ウクライナのスーパーではブルガリアやアルメニアのスーパーで目にする以上の様々な種類の「ROSHEN」製お菓子が並んでおり、「日常的にROSHENのお菓子を買えるのはいいなあ~」と思いました。実際に「ROSHEN」店舗を訪れた時も地元の人々がお菓子を買って行っていました。

地元の人々にも愛されているようで、キエフ市街地をうろちょろしていた時は結構な頻度で「ROSHEN」店舗を見かけました。客層は女性だけでなく男性もいました。

別のROSHEN店舗
複合施設にも入っていたROSHEN店舗

終わりに

日本にいた時は「ROSHEN」の存在を知らなかったのですが、今年はずっとブルガリアやセルビア、アルメニアやウクライナという旧ソ連圏の国々で過ごしてきたためか瞬く間に私の日常生活を構成する食品の一つになりました。

大好きなお菓子なので、もし将来の彼氏に「誕生日に何が欲しい?」と聞かれたら「ROSHENのお菓子詰め合わせかホールケーキ、もしくは両方」と即答する。

日本ではAmazonや楽天市場に購入ページがあるようなのですがどこも在庫切れのため、現時点では通販で買えないのかもしれません。

でも、たとえ日本で買えなくても海外旅行などで欧米圏を訪れる機会があればその際にスーパーのお菓子エリアをチェックしてみると「ROSHEN」のお菓子を手に取れるかもしれません。

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