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アルメニアの山間リゾート地「Dilijan(ディリジャン)」

アルメニアのディリジャン

アルメニアの定番観光地と言えばセヴァン湖ですが、セヴァン湖を通過して北上した場所にある「ディリジャン」も豊富な宿泊施設があるリゾート地として有名な場所です。
特に、古い建物が立ち並んでいる「Old Dilijan」一帯は綺麗でした。

エレバンから「ディリジャン」への行き方

ディリジャン行バス

エレバンの「Northern Bus Station」からディリジャン行きのバスが出ており、この方法しかなさそう。ディリジャンの街に行くまでにセヴァン湖も通過するため、セヴァン湖だけに行きたい場合は途中で降車します。

ディリジャン行の切符

また、セヴァン湖までの道中でサービスエリアにも寄るのでそこでトイレ休憩やちょっとしたスナックの購入もできました。

帰りの便はディリジャン~エレバンに直行バスが出ています。

ディリジャンまでのバスからの眺め
  • バスの運賃:
    片道1,000AMD(約200円)
  • 所要時間:
    エレバン(Northern Bus Station)~ディリジャン:2時間

アルメニアの町「ディリジャン」

ディリジャンのバスターミナル付近

セヴァン湖を通過してぐねぐねした山道を駆け抜けていく途中、道端でいくつもの茹でトウモロコシ屋を見かけました。大鍋にトウモロコシを放り込んで茹でた後に塩をかけて食べるスタイルらしい。山間部でなぜトウモロコシがあんなに売られていたのかは謎…
そういう道を通過していくと、山に囲まれたリゾート地「ディリジャン」に到着します。

こじんまりとしたディリジャンの町
Old Dilijanの上辺り
古い建物を活かしたレストラン

アルメニアの古い建物が並ぶ「Old Dilijan」

「Dilijan」と検索した際に表示される街並みの写真が綺麗だったのでこの場所を目当てに訪れました。
「Old Dilijan」という100~200mほどの一帯に伝統的な建物を活かした宿泊施設が軒を連ねています。

隠れ家みたいでかわいいゲストハウス「Tufenkian Old Dilijan Complex
階段から見下ろした時
Old Dilijanを見下ろせる場所
Old Dilijan一帯
Old Dilijanにあるゲストハウスのバルコニー
Old Dilijanの入口
おしゃれなデザインの木の柵と石造りの建物が見事
階段の手すりも木造で綺麗
人の姿だけでも絵になる

Old Dilijanまでの行き方

「Old Dilijan」は下の地図上で緑枠で囲んだほんのごく僅かな一帯です。「Cafe #2」の前がバスターミナルなので、バスから降りたらそのまま大きな道に沿って歩いていくと辿り着けます。

画像引用元:Google map、編集:sammakko.net

Dilijanのバス停から右に向かって斜面を上っていくと左側に小道があるので、その道に入っていきます。

写真内で男性が歩いている方の道に進んでいく
しばらく歩いているとOld Dilijan一帯が見えてくる

Old Dilijan以外で印象的だった建物

せっかくディリジャンに来たのなら、とうろちょろしてみました。民家と宿泊施設が混在しているためか、子供達や学生の姿も目にしました。

無人の古い家
普通のアパートも伝統的な木の柵をあしらっているのがナイス
遠目からでも分かるくらい、伝統的な建物だけ雰囲気が異なる

Dilijanの池がよく見えるカフェ「#2」

バスターミナルの目の前にあるカフェ「#2」からは、ディリジャンの池を眺めることができます。メニューはアルメニア語表記だけでしたが、ピザやワッフル、コーヒーなどのカフェメニューを味わえます。

池に面しているカフェ「#2」
カフェのベランダから

Dilijanの宿泊施設「Cozy House」

リゾート地というだけあるのか、Dilijanには魅力的な外観の宿泊施設がとても多いです。実際に宿泊はしていないものの、「これはなかなか面白い」と思った施設をちょっと紹介します。
「ロード・オブ・ザ・リング」が好きな人はたまらないかもしれません。

宿泊施設外観
画像引用元:Booking.com「Cozy House」
ポコポコと並んでいるのがまたかわいい
画像引用元:Booking.com「Cozy House」

この施設は2019年から家族経営のゲストハウスとして運営されており、Booking.comでの口コミ評価も9.5とかなり高いです。
ただ、ディリジャン中心部からは3kmほど離れているのでTAXIに乗る必要がありそうです。
Booking.comでのこの宿泊施設ページはこちら

「Dilijan」という町について

伝統的な建物と風光明媚な自然があってアルメニア有数のリゾート地として有名なこの町はアルメニアの人々から「アルメニアの中のスイス」と呼ばれているそうです。

ただ、町の名前の言い伝えには悲しい物語がありました。
昔、羊飼いの青年Diliが主人の娘に恋をしたもののその主人は2人の恋に反対していたためにDiliは殺されてしまいます。そのため、悲しみに暮れたDiliの母が「Dili jan…Dili jan…」と泣きながら探し回ったことに由来すると考えられているそうです。

アルメニア語の「jan」とは相手に対する敬意や親しみを表す表現で、アルメニア固有の単語のため翻訳が難しいとアルメニア人が話していました。なんとか日本語に訳してみると「親愛なる~さん」「大切な~さん」に近いのかもしれません。

1900年台頃から周辺地域の裕福なアルメニア人達がこぞってこの場所に別荘を建て始め、伝統的な建築様式を取り入れたモダンな建築様式が瞬く間に村中の建物で流行り、現在も数多くの特徴的な建物が残ることになったそうです。

また、同じ名前のよしみか、イランのDilijanという都市と姉妹都市みたいです。
→詳細:Wikiの「Dilijan」

終わりに

ディリジャンのバスターミナル

Old Dilijan一帯は綺麗に整備されており、Booking.comで「Dilijan」を検索すると綺麗なホテルやゲストハウスをたくさん見つけることができます。 リゾート地というだけあって、特に夏から秋にかけてはBooking.comでの予約も埋まりまくっています。

とは言うものの、 町自体は「リゾート地」という表現から想起されるような明るくて楽しい感じがあまりせず、古い建物や道路なども多かったのもまた事実です。
そのため、個人的にはディリジャンの町はどうしても「寂れた町」という印象を受けてしまいました。

ネット上で画像だけで知る場合と実際に足を運んでみた時とでは印象が全然違うことがほとんどなのですが、特にこのディリジャンという町はその差が激しかったです。

放棄された建物もよく目にしたけど、それもまた良しやもしれぬ

ただ、大型スーパーや観光客が遊べるような場所は特に無いものの、周囲には国立公園や修道院の遺跡「Matosavank Monastery」「Haghartsin Monastery Complex」などもあるので日常生活から離れたい時にリラックスできる場所としてはうってつけかもしれません。

ディリジャン国立公園
画像引用元:Things to do in Dilijan National Park