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一旦渡航することにした

飛行機

今までは長期滞在できるようワーキングホリデービザを取得して渡航することを考えていたのですが、昨日のEUのニュースを受けて考えを改めました。

基本的に日本のパスポート保有者であれば多くの国において3ヶ月以内であればビザなし(無査証)で滞在可能なので、例えワーキングホリデービザの発行は停止していたとしても日本からの入国を拒否していないのであれば入国できるのでは?と思ったためです。

シェンゲン協定の活用

ヨーロッパには入国審査無しで加盟国に入国・滞在できる「シェンゲン協定」があり、現在加盟国は26ヶ国です。

ただ、シェンゲン協定では半年間のうち合計3ヶ月間の日数しか滞在できないというルールがあるのでそれを超えないように気をつける必要があります(無査証状態の3ヶ月間のうちに学生ビザやワーキングホリデービザのような何らかの長期滞在可能ビザを取得しさえすればその日数制限は無くなります)。
協定加盟国を丸ごと1つの国家と考えたらイメージしやすいかもしれません。

シェンゲン協定は基本的にEU加盟国によって構成されていますが、EUには非加盟でもシェンゲン協定には加盟しているスイスやノルウェーのような国もあるので、文章での説明よりも駐日欧州連合の公式Webマガジンサイト内の「EU MAG シェンゲン協定と日本人のビザなし滞在について教えてください」ページが理解しやすかったです。
このページではシェンゲン協定加盟国滞在時の日数計算方法も説明されています。

地図を見ると、イギリスやアイルランド、ルーマニアやクロアチアなどの国がシェンゲン協定非加盟国であることが分かります。

私が渡航を考えていたエストニアは協定加盟国です。
1/28にエストニアは日本からの入国者に10日間の自主隔離を必須としましたが入国自体は禁止にしていません。

そのため、まずは無査証でエストニアに入国して3ヶ月間過ごそうと思います。各国の入国制限次第ですが、その3ヶ月間は他の国にも滞在可能です。
最初の3ヶ月後には以下のどれかを考えています。

  • エストニアのワーキングホリデービザを現地で取得する
  • 別の国(ドイツやポーランド)のワーキングホリデービザを現地で取得する
  • シェンゲン協定非加盟国で半年間過ごした後に協定加盟国に再入国する

今回、無査証で滞在可能な国を調べていた時に通常ほとんどの国は3ヶ月間のみ滞在可能であるのに対しオーストリアは6ヶ月間、ジョージアに至っては1年間無査証で滞在可能ということを知りました。

ただ、2ヶ国とも協定加盟国なのでその場合の扱いがどのようになるのかよく分かりません。
Twitterで「最初に日本→オーストリアに入国した後別のシェンゲン協定加盟国に移動して3ヶ月間過ごし、その後にオーストリアに戻ってきて3ヶ月間滞在可能」という主旨のツイートを見つけたのですが、確かにこの場合なら”シェンゲン協定加盟国であるオーストリアに6ヶ月間滞在した”ことになりますね(シェンゲン協定加盟国間の入出国審査は無いため)。

参考ページ:「観光ビザ要否一覧(ヨーロッパ)

エストニアへの航空券

エストニアへの直行便は無いのでどこかしらの国を経由する必要があります。3月上旬を調べると最安値で片道6~7万円ほどの便がありました。
タリン着が深夜ではなく夕方着になるように探したところ以下の経由パターンが見つかりました。

  • 成田→ドーハ→ヘルシンキ(フィンランド)→タリン(エストニア)

外務省の「新型コロナウイルスに係る日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国に際しての条件・行動制限措置」ページでコロナ禍における各国の入国制限措置状況が更新されているので念の為経由地の状況を調べました。

現在フィンランドは日本からの入国を禁止しています。EUの入国制限は2週間おきに更新されるので3月時点でどのような状況になっているのか分からないのですが…
Twitterで知ったのですがフィンランドの空港で乗り継ぐ際、乗り継ぎ時間が24時間以内であれば問題ないのですがそれ以上になると入国できないので空港泊した人がいるそうです。「入国禁止」という場合は映画「ターミナル」のように本当に空港で足止めされるんですね。

台湾ワーキングホリデー用防疫旅館のキャンセル

この案で進めると決めた後、「台湾入国後の隔離ホテルの予約」という記事で予約した防疫旅館をキャンセルしました。

コロナが原因でもキャンセル料が発生するのかどうか訊ねると案の定発生するという返答だったので仕方がないです。
ホテルのデポジット(5,000NTD)とキャンセル料(5,000NTD)の合計10,000NTD(約37,000円)ほどを失いましたが、実際に防疫旅館に15泊していた場合は14万円近くかかることになっていたのでそれに比べれば小さな額かもしれません。

この案に至った経緯

森

毎日毎日、各国の入国制限やビザの発行可否などの情報に一喜一憂しながら時間と貯金を無駄にして過ごすくらいならいっそのこと渡航した方がいいと思ったからです。
日本の感染状況を考えると、このままダラダラと日本に居続けているうちに他国からは入国措置を厳しくされ日本から出国できなくなるのではないかと考えたからでもあります。

一方で、この案を思いついた時私としては珍しく実行を躊躇していました。
今までは「思い立ったが吉日」を掲げて生きてきたので自分がしたいと思ったことはすぐさま行動に移してきました。
ただ、今回のコロナでの情勢は自分一人の責任や意思だけでどうにかできるものではなく、いつ自分の計画が白紙になるか分からないので長期的な予定は言わずもがな、数十万円単位で貯金を使うことになる渡航に対して不安が大きかったのです。
台湾のワーキングホリデービザ発行停止と、EUからの入国制限を受けたことが恐らくこの不安の原因です。

とは言うものの最終的にはそれらを鑑みてもやはり私は出国したかったので各国大使館や航空会社のサイトなどを含めて現状の情報を調べ、3月にエストニアに入国することにしました。

2/8以降にエストニア大使館がワーキングホリデービザの発行再開するかどうかは不明ですが、もしワーキングホリデービザを申請する場合はエストニア滞在時に30,000EUR(約380万円)をカバーできる保険への事前加入だけで10万円以上かかる上に、現地での滞在予定場所の管理人の詳細な個人情報を申請フォームに記載する必要があります。

エストニアのワーホリVisa取得までにやったこと全部書く(2020年7月版)」という記事を読んだ際にビザ申請用の滞在場所探しがなかなか大変そうだなと思ったので、保険加入や滞在場所確保のために時間をかけることが勿体なく感じたことも今回無査証で渡航しようと思った理由の一つです。

無査証渡航であれば私が現在加入しているCO・OP共済やクレジットカード付帯の海外旅行保険をそのまま使えるので、もしワーキングホリデービザに切り替えるとしてもその時にビザ申請用の保険に加入するという選択ができるため費用の節約にもなります。

ワーキングホリデービザの利点は「現地で働ける」ということです。ただ、コロナ禍で各国で失業者が相次ぐ昨今のような状態ではワーホリビザ保有程度の外国人は働き口がほぼ無いのではないかとも思っています。
恐らくその国の人々による応募で埋まるでしょうし、雇い主も自国民を差し置いてわざわざ言語コミュニケーション能力の低い外国人を雇おうとはしない気がします。

また、上記に加えて「少なくとも1年間合法的に滞在可能になる」ということもワーキングホリデーの利点かもしれません。無査証だとどうしても滞在日数を気にする必要があるので、長期間に渡って特定の国に滞在し続けるということはできません。

終わりに

ビザ発行可否に対して悶々とした日々を送っていましたが、一応どうにかなることが分かったので明日からは1ヶ月後に迫ったアパート退去・日本出国に伴う不用品処分などの準備を本格的に始めます。

「本当に大丈夫だろうか」と不安が渦巻き内心穏やかではないのですが。